【社長日記 #1】元大型トラック運転手の僕が、運送会社のDX支援を始めた理由
元大型トラック運転手として現場を経験したからこそ、運送会社の業務効率化に取り組む理由があります。紙の日報やExcel転記など、現場で起きている負担を減らし、数字で判断できる環境を作りたいというAi.SoLinkの考えをまとめました。

【社長日記 #1】元大型トラック運転手の僕が、運送会社のDX支援を始めた理由
結論
僕が運送会社向けにDX支援をしている理由は、単に「ITで効率化したい」からではありません。
元大型トラック運転手として現場にいた経験があるからこそ、運送会社の中にある手作業、紙運用、Excel転記、集計作業の大変さを実感しています。
そして、その負担を少しでも減らすことで、現場で働く人の時間や待遇が少しでも良くなるきっかけを作りたいと考えています。
元大型トラック運転手として見た運送業の現実
運送業と聞くと、大手宅配会社のような整ったイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、実際の現場はそれだけではありません。
僕自身、23歳のときに大型免許を取得して運送業の世界に入りました。
最初は、トラック運転手の仕事は「運転すること」が中心だと思っていました。
でも実際には、運転だけではありません。
荷物の積み下ろしがあり、待機時間があり、長時間の拘束があり、トラックの中で寝ることもあります。
1日が終わったころには体力的にもかなりきつく、次の日になっても疲れが抜けていないこともありました。
現場に入って初めて、運送業の大変さを本当の意味で感じました。
現場を知っているからこそ、改善したいと思った
運送業で働く方の中には、同じような経験をしている方も多いと思います。
だからこそ、僕は運送会社で働く人たちの待遇が少しでも良くなってほしいと思っています。
そのためには、単に「頑張る」だけでは限界があります。
現場の負担を減らす仕組みが必要です。
紙での記録、Excelへの転記、手作業の集計、確認作業。
こうした業務が積み重なると、管理者も現場も疲弊してしまいます。
逆に、こうした作業を少しずつ減らしていけば、管理者は判断に時間を使えるようになり、現場も本来の仕事に集中しやすくなります。
実際に行った業務効率化の一例
以前、北関東にある年商100億円規模の運送会社で、業務効率化の支援を行いました。
その会社では、日報を紙で印刷し、その情報を時間管理用のExcelに手入力していました。
使用していたシステム自体はありましたが、最終的には紙に出して、人が見て、Excelに入力する流れが残っていました。
そこで僕たちは、ワンクリックで日報データから休憩時間や分割時間を計算し、Excelへ転記する仕組みを作りました。
その結果、月680時間ほどかかっていた作業が、月80時間ほどまで短縮されました。
単なる作業時間の削減ではなく、現場や管理側の負担を大きく減らすことにつながった事例でした。
DXは、現場を知らないと進みにくい
運送会社のDXでは、きれいなシステムを入れれば終わりではありません。
現場では、紙が残っていたり、Excelが複雑に使われていたり、独自の運用があったりします。
そのため、外から見ただけでは分からないことがたくさんあります。
例えば、次のようなことです。
- なぜ紙で出しているのか
- なぜExcelに手入力しているのか
- なぜ同じような表を複数人が管理しているのか
- なぜシステムがあるのに、結局人が確認しているのか
これらは、単に「非効率」と片付けられるものではありません。
現場には現場なりの理由があります。
だからこそ、DXを進めるには、現場の流れを理解したうえで、無理なく変えられる部分から改善していくことが大切だと考えています。
Ai.SoLinkとして大切にしていること
Ai.SoLinkでは、運送会社の現場で使われているExcelや紙の運用を、いきなり否定することはしません。
まずは、今の業務がどう流れているのかを確認します。
そのうえで、どこに手作業が多いのか、どこで転記ミスが起きやすいのか、どこに集計の負担があるのかを整理します。
そして、必要に応じてExcel自動化、データ整形、採算の見える化、運賃判断の仕組みづくりにつなげていきます。
大切なのは、現場を置き去りにしないことです。
関連するサービス
既存コースの赤字・低採算の原因や改善優先順位を見つけたい場合、Ai.SoLinkでは運送採算カルテを提供しています。
車両・ドライバー・コースごとの売上、原価、粗利、利益率を整理し、どのコースから改善・運賃交渉を進めるべきかを可視化します。
また、新規案件や既存コースの運賃判断を行う場合は、適正運賃シミュレーターを提供しています。
ご相談をご希望の場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
まとめ
僕が運送会社向けにDX支援をしている理由は、現場を経験したからです。
トラックに乗っていたからこそ、現場の大変さが分かります。
紙やExcelの作業が積み重なることで、管理者にもドライバーにも負担がかかることも分かります。
だからこそ、Ai.SoLinkでは、ただシステムを入れるのではなく、運送会社の実務に合った形で、業務改善や採算の見える化を支援していきたいと考えています。


